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H30年度第一回KDUハンズオンセミナー報告

学術

H30年度第一回KDUハンズオンセミナー報告

「見直そう!根尖病巣へのアプローチ〜根管形成テクニック・マスター編〜」

講師 倉富 覚、先生

 

生涯研修セミナーを改めKDUハンズオンセミナーとなった第1回目のセミナーが、北九州市ご開業の倉富覚、先生をお招きして、平成30年12月1、2日に九州歯科大学にて開催されました。

一日目は講義がおこなわれました。

初めに受講生の先生方に、各々事前に根充して準備して頂いた抜去歯牙を、頬舌方向そして普段口腔内では撮ることのできない近遠心方向からデンタルエックス線撮影をし、根管拡大、根管充填の講評がありました。頬舌方向のレントゲンではきれいに過不足なく根充出来ているように見えても、近遠心方向から撮ったレントゲンでは、以外と不足が多い傾向があるのがわかりました。

倉富先生のエンドは同じく北九州市ご開業の下川公一先生を師匠とされていて、「診断なくして治療なし」そしてエンドの仕事の8割は診断であるとおっしゃっています。まずはそのために必要な適切なデンタルX線写真の撮り方や正常像、異常像の鑑別についてご説明されました。

その後は根管拡大の基本概念について、例えば非感染根管と感染根管ではアピカルストップの設定位置を変える必要があることや、感染根管処置の盲点等についてお話されました。

また基本手技に関してはエンドの手技の8割はアクセスキャビティであるとおしゃって、ファイルの動きを規制しないアクセスキャビティの形成の仕方等を講義されました。

二日目は講義の後、実習が行われました。

倉富先生や2名のインストラクターの先生方の、丁寧な御指導のもとに拡大した受講生の先生方の歯牙のレントゲン写真を撮ったところ、いずれもどの方向からから見ても、過不足のないきれいな拡大が出来ていました。

倉富先生のお人柄もあって、質問もどんどん飛び交っていました。

受講生の先生方からは「手取り足取りしっかり教えてもらえて良かった」「明日からの臨床に大いに役立つと」とても好評でした。

「根管治療は歯科医の良心」という下川先生の名言を大事にされ、見えない治療にも全力で取り組んでいらっしゃる倉富先生の熱意の伝わってくるセミナーでした。

 

                                 荒嶽 朋子