九州歯科大学 同窓会

九州歯科大学同窓会事務局
〒803-8580 北九州市小倉北区真鶴2-6-1
九州歯科大学同窓会
TEL:093-561-5077
FAX:093-592-3632

  • 都道府県だより
  • リーフの会
  • OB会だより
  • クラスだより
  • 会員ページ
  • 各種書類
  • 国際交流
  • 逝去通知

26年度生涯研修セミナー開催(講師:筒井照子先生)

スプリントに強くなろう

~ストマトロジーの分類に沿ったスプリントの使用法~

8月9日(土)、10日(日)

講師:筒井照子 先生

 

 台風11号の通過が心配されるなか、筒井照子先生のセミナーは開かれました。このような悪天候の中でも、参加者・聴講者を含めると30名以上と多くの方がみえられました。毎年好評の本セミナーですが、今年はスプリントの定義、目的、種類、基本的な作用、その正しい使用法、顎口腔機能障害、個体差やストマトロジーの分類についての基本的な事項から、なぜ多種類のスプリントが必要なのか、スプリントの出来ること、スプリントの種類別の考え方などその応用まで、盛沢山の症例をもとに非常に解りやすく説明して下さいました。また講義の中で生理学的咬合論という概念がありましたが、これは「肩から上の機能障害」を解明する理論で、その機能障害とは形態の異常からおこる病態を解明すること、すなわち患者の訴えからその形態の異常を探す理論、患者の訴えを形にすることであるとおしゃっておりました。聞き慣れたEvidence Based Medicine (EBM)の他に、Narrative Based Medicine (NBM)がありますが、このナラティブとは物語りの事であり、ひとり一人の患者には,自らの人生とともに,それぞれの疾患に対する物語りがあることを指しています。その物語りを患者と医師が共有することで,科学としての医学と個々の人間に対する医療との間に横たわる溝を埋めていこうというものです。筒井先生はスプリント治療にはこのNBMとEBMの融合が必要不可欠であるとおしゃっておりました。

 2日目の午後からは実習が行われました。内容はスタビリゼーション型スプリントとアムステルダム型スプリントについてでした。基礎的な内容から、最前線の臨床家ではないと気付くことができないような内容まで、惜しみなくご教授頂けました。まさに「目から鱗」の連続で、明日からの診療にすぐ行かせる知識、技術となりました。

 筒井照子先生、ならびにインストラクターの平野健一郎先生、山崎 映先生、筒井武男先生、本当にありがとうございました。             

 (文責:原野 望)


PAGE TOP