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第64回全国歯科大学同窓・校友会懇話会報告

第64回全国歯科大学同窓・校友会懇話会報告

第64回全国歯科大学同窓・校友会懇話会は平成29年10月21日ANAクラウンプラザホテル岡山で開催された。九州歯科大学からは片山幹夫会長、小野総一郎岡山県同窓会会長、毛利行雄岡山県同窓会専務理事、森専務理事4名での参加となった。

会は岡山県歯学部同窓会副会長の開会の辞で始まり、主幹校挨拶として岡山県歯学部同窓会千原敏裕会長挨拶のあと日本歯科医師会 牧野利彦副会長、日本歯科医師連盟 渡辺正臣副会長、岡山県 荒木裕人保健福祉部長、岡山県歯科医師会 酒井昭則会長、岡山大学浅見淳一歯学部長の来賓挨拶があった。

その後、地域包括ケアシステムにおける歯科の立ち位置の演題で講演が開催された。一人目の演者は兵庫県立大学 筒井孝子教授が「地域包括ケアシステムにおける医療、介護生活支援連携の在り方」の講演が行われた。筒井先生は行政において介護保険、診療報酬改正の会議にも関わっていてその立場からのお話であった。現在の日本は急速な超高齢、少子化が進んでおり2060年ころには4000万人の人口減少が予想されている。それに伴い医療需要はどんどん減少していくと思われる。

既に東京23区内を除く地域は供給過剰の状況である。そのため病院経営戦略におけるイノベーションが必要である。大規模な病院や大学などは自体の所属する施設の統合いわゆる垂直的統合が必要となるが個人の医療施設においては居宅介護支援事業所や訪問看護ステーションなどとの水平的統合が必要である。垂直、水平統合に関わらず、自治体、地域を巻き込むことが不可欠とのことでした。歯科において介護の現場における役割は既に認知されているが実際は介護の現場における歯科医療従事者の数は不足している。今後は訪問診療にとどまることなく、セルフケアマネージメントとして患者が慢性疾患を自らケアのできるように支援する体制が求められる。その為には歯科衛生士をはじめとする女性の労働力の向上が必要であるとともに今後自身の職域にとどまらず、介護、保育、看護の多方面の知識を備えた人材育成が望まれるとのことでした。

お二人目は日本歯科医師会 小玉剛常務理事より「多職種協働による歯科保健医療の展開」の講演があった。

先ずは歯科における機能回復により車椅子で生活されていた患者さんが自立歩行ができ庭の手入れができるようになった実例のビデオが流され、歯科医療が全身の健康を良い方向に導き結果として医療費削減につながる事を解説された。しかし医療費の多くは高齢者に費やされているが、歯科の外来における高齢者の受診者数は減少している。それは医療施設や、介護施設への入所により来院が不可能となっているからである。高齢者においては地域包括ケアシステムを確立し、歯科界が多職種と連携し積極的に抱えあっていく必要である。口腔健康や摂食嚥下支援を含めた食への支援の有効性を実際の症例をもとに紹介されました。人の終末期において悪化した症状の一番は口腔の乾燥という状況であるにもかかわらず、実際行ったケアに口腔内の乾燥への対処は一切されていないのが現状であるそうです。

お二人のお話を通じて超高齢社会において地域包括ケアシステムと今後の歯科界の取組むべき方向性を示唆していただきました。その後各大学同窓会より周年事業に対するお礼や案内が報告された。

次々回主幹校は長崎大学に決定し、最後に次回主幹校徳島大学同窓会 薦田淳司会長より挨拶があり次年度は8月11日に開催する予定である事が発表されました。全国の同窓会の方々に阿波踊りを見て欲しいという事でした。

18時からは懇親会が開催された。

乾杯は備前焼の杯が配られ岡山の地酒で乾杯がされた。料理は岡山県の食材を使った大変美味しい食事で、地酒や地ビールと共に堪能しました。岡山県はこの時期はほぼ雨が降ることがないとのことでホテルの最上階会場からオリオン座流星群を見ながら地酒を飲むというアトラクションが準備されていましたが、季節外れの台風接近により残念ながら実現できませんでしたが楽しいひと時を過ごすことができました。

                  九州歯科大学同窓会専務理事 森 章


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