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令和元年12月7日 福岡支部忘年会

都道府県だより

「福岡支部の伝統は日本の伝統」

 

 

 12月7日(土)福岡市中央区の料亭「稚加榮」にて、令和元年度福岡支部忘年懇親会が行われたので報告します。

 今年も良くも悪くもいろいろな出来事があったが、なんといっても盛り上がったのはラグビーワールドカップでの日本代表の活躍だろう。流行語大賞も「ワンチーム」が選ばれ、これからしばらくラグビーブームが続きそうな気配だ。そんな日本代表のキャプテンを務めたリーチマイケル選手は、若干15歳で来日し、日本においてラグビー選手としてのキャリアを積んでいる。

元々ニュージーランド人であった彼が代表キャプテンとして成功を収めた背景には、彼が日本で過ごす間に得た、日本人や日本のラグビーに対する真の理解があったのではないだろうか。

同じように400年ほど前のイエズス会司祭で、日本に関する最初の社会学的研究書のひとつである『日本教会史』を著したポルトガル人のジョアン・ロドリゲスも、わずか十七才という若さで来日し、自身の人格形成と教育の大部分を日本で得ている。

そして彼は自身の著書において、日本の「宴会」に触れており、「日本の宴会は酒で腹いっぱいにし、泥酔させることを目的にしている」と分析している。

彼が自国や他国の宴会をどう分析しているかわからないが、リーチマイケル選手と同じく日本に対して真の理解がある外国人の目が確かなものだとすれば、「酒浸し」でおなじみの九歯大の宴会は400年以上前から続く極めて伝統的な様式を踏襲していると言えるだろう。

つまり九歯大宴会の伝統は日本宴会の伝統であり、代表的な宴会である忘年懇親会の目的も「懇親」というより「泥酔させること」であるとハッキリしてしまったわけだ。

となればもう迷うことはない(実は迷っていなかったけど)。

あとは毎年恒例の日本の銘酒をつかんで周囲の参加者に襲い掛かるだけだ。

そんなわけでラグビーワールドカップから大義名分を得た福岡支部忘年懇親会は(※筆者は無理を承知で書いています。)、いつも以上に大荒れの予感を漂わせるのだった。

 福岡支部の忘年懇親会には毎年多くの大学同窓会代表が招かれるが、今年は松本歯科大学校友会が初めて参加した。今まで会員が少なかったのかと思いきや、福岡支部の360名に対し今や100名以上も会員がいると聞いて会場がどよめいた。福岡市内が九歯大OBの寡占状態だった時代を知る先輩方などは、時代の変化を強く感じたことだろう。初参加ということで、各大学同窓会代表として挨拶された松本歯科大学校友会の鳥尾紀詔先生は 

「何か儀式があると聞いて緊張しています。」

と述べられたのだがさもありなん。

なぜなら今から行われるのは400年以上前から変わらず行われている日本伝統の催しなのだから…

そして福岡市歯科医師会会長の神田晋爾先生による乾杯の後、いよいよ忘年懇親会は始まった。伝統的な催しというものは本来変わらないものである。したがって福岡支部忘年懇親会の進行も例年と全く変わりがない。

開始後しばらくすると利酒大会が始まり、その後福引へと進んでいく。

利酒の前に味覚を失うほど飲んでしまうと正解がわからなくなるので、賞品のクオカード狙いの皆さんは前半セーブ気味だ。もちろん気にせず飛ばしている参加者もいるが、そういった皆さんはこの後の福引の時も、飲んで喋るのに夢中で、司会の言うことを全く聞いていなかったりするのだ。今まで何人もの福引担当司会者が、声を張り上げ当選番号を叫び、当選者を呼び出すべく奮闘してきた。数年前には参加者の注目を集めるべく、サッカーの応援でおなじみのブブゼラが登場し、いずれ暴徒鎮圧用の麻酔銃が登場するのではないかと囁かれたりもした。

ところがなんということでしょう!

今年は皆さん司会の言うことをちゃんと聞いているではありませんか!なぜそうなったかというと、今年の福引は美しい3名の女性会員が担当しているからである。例年だと呼んでも呼んでもなかなか当選者が現れないのに、今年は当選者のリアクションが早いことこの上ない。

やはり女性の力は偉大だ

特にマイクを持ったメイン司会の大64 友岡祥子先生は、声の通りもよく、早々に来年の福引担当を打診されていた。それにしても福岡支部の会員は、女性の言うことをついつい聞いてしまう傾向にあるようだ。おそらく卑弥呼に治められていた時代から、福岡にはそういう風潮があるのだろう。邪馬台国北部九州説を裏付けるような出来事を目の当たりにし、400年の伝統を感じるはずの宴会が、なぜか一気に千数百年の伝統を感じることになってしまった。予想の上を行くなぁ、福岡支部忘年懇親会は。

                            大37 大田高史