九州歯科大学 同窓会

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平成28年2月28日P.G.S.二階堂 増彦先生,有田正博先生

ポストグラデュエートセミナー No.4 
機能性と審美性を兼ね備えた総義歯作製のポイント
講師 二階堂 増彦 先生
平成28年2月28日(日)
 平成27年度ポストグラデュエートセミナーの第4回目として二階堂 増彦先生を講師としてお招きし、総義歯に関するセミナーが九州歯科大学にて開催されました。
 内容としては総義歯作製の特に重要なファクターとして1.吸着システム 2.水平的、垂直的顎位 3.咬合と言われました。吸着に関しては上下共に吸盤の原理と同様に考え、義歯辺縁形態のポイントを図解され、その為の印象採得を動画で紹介され、とても分かりやすく説明して頂きました。顎位、咬合に関しても同様でイメージのつきやすい内容でした。
 また、インプラントオーバーデンチャーに関してはインプラントありきではなく、総義歯の一手段と考える事が大切で基本的な総義歯作製のポイントが重要と強調されていました。
 受講生からは「基本を改めて学び直す内容で、明日からの臨床に取り入れたい。」との感想でした。二階堂先生、ありがとうございました。
(小松 智成)
PGS No.4 有田正博先生
  「ノンクラスプデンチャーは生き残れるか?」
 まさにこの質問から始まった講演は、義歯の動揺を最小とする、予防歯学的配慮、破損の防止と口腔変化への追従性の、いわゆる部分床義歯の設計原則について検討するところから始まりました。その中でノンクラスプデンチャーを選択していく訳ですが、日本補綴学会の見解では、外観の回復についての有効性という光の部分と、適応に誤った場合に生じる顎堤の異常吸収、支台歯の移動という重大な障害を惹起するという影の部分があることから、その適応についてはさらなる科学的な検証が必要であるとのことでした。その背景の中、現在日本では、数多くのノンクラスプデンチャーが存在しており、それぞれの特徴があるのですが、それら一つ一つに対して詳しく説明して頂きました。まとめとしてノンクラスプデンチャーは、①維持安定性、装着感、審美性は素晴らしい、②ポリアミド系樹脂のアルティメットが最適材料である、③他の補綴方法では無理な症例に適応できる、④適応症例には偏向が認められる、⑤短期使用には問題ないが、注意が必要である、⑥2~3年程度で次を考える、⑦トラブルに備えておくなどであり、総合的に見ると、非常に良い素材であるとのことでした。よって結論としては、「ノンクラスプデンチャーは十分に生き残れる!」に至りました。終始軽快なトークで会場を賑わせて下さり、非常に有意義なセミナーとなりました。
                            
文責:原野 望(51期)

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