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平成27年度生涯研修セミナー報告2015 講師 甲斐康晴先生

平成27年度生涯研修セミナー報告                  2015 7/11-12  

 Treatment Planning  ~歯牙・歯列・咬合単位で考える総合治療計画~

 講師 甲斐 康晴 先生 

 平成27年7月11日(土)12(日)に甲斐康晴先生による生涯研修セミナーが開催されました.今回は総合的な治療計画をテーマにしたセミナーですが,13名の受講生を迎え小規模ならではの受講生との距離が近いアットホームな講演が行われました.

 1日目は,総合的な治療計画の立案方法についての講義がなされました.歯牙・歯周組織・歯列等に様々な問題を有し,アンテリアガイダンスや咬合支持が不安定な症例を最終的なゴールを設定した上で審美的にも機能的にも満足を得られる治療計画について,実際の症例を交えて丁寧に解説されていました.歯牙・歯周・歯列の治療を複合的な組み合わせによって最終ゴールに導く治療方針の設定は,日常臨床にすぐにとりかかるには勇気がいると考えられがちですが,理論的根拠と具備すべき要件を端的に分かりやすく説明していただき,早速明日からの臨床に活かしていこうと意欲の湧く内容でした.講義中は若い受講生からも積極的な質問があり,それに対して丁寧に豊富な臨床経験を交えて余すことなく答えていただけるアットホームな雰囲気で講義がなされました.懇親会にも多くの受講生が参加していただき,その席でも学術端当委員も巻き込んで講義の続きが語られ,熱い小倉の夜が更けていきました.

 2日目は朝から歯冠形態に付与すべき要件から咬合付与の理論をベースに咬頭,裂溝および隆線形態を意識した歯冠形態と顎関節の動きに調和した咬頭形態についての講演がなされました.普段何気なく行っていた咬合調整や歯冠形成に具備すべき要件についてDawsonの機能的咬合理論をベースに解説していただきました.

今回は講義中心のコースでしたが,様々な問題を複合したケースをモデルとして歯牙保存の可否の判断から矯正を含めた歯列の修復,咬合におけるガイドの構成と関節との調和による機能的な修復,さらに審美的なゴール設定を考えるという診療オプションが多岐にわたる内容を集約して治療方針を組み立てるアドバンスな内容が中心でした.口演スライド枚数も400枚を超えるものであり,多岐にわたる臨床症例から解説していただき,院内勉強会に参加しているかのようなフレンドリーな雰囲気の中にも臨床には妥協を許さない姿勢から得られた理論・テクニックを余すことなくかつ簡潔に講演していただき,明日からの臨床がより質の高い価値観で行えるものと感じられたセミナーとなりました.

(土生 学)


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