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令和元年10月26日香川県同窓会秋季学術研修会

都道府県だより

香川県同窓会秋季学術研修会

  10月26日(土)19:00から丸亀町グリーン東館2階『kanemitsu』において九州歯科大学香川県同窓会秋季学術研修会が開催された。講師には香川県立中央病院循環器内科部長 髙橋正彦先生をお迎えして『歯周病と循環器疾患について』と題して講演していただきました。

循環器疾患は日本人の死因第二位の重要な疾患。中でも心臓に血液を供給する冠動脈の疾患は突然発症し生命を脅かすものである。冠動脈疾患の主因は冠動脈の動脈硬化であるがその病態は血管内皮細胞の機能低下によるものである。その危険因子は高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙であるが最近歯周病との関連も示唆されている。

歯周病菌の直接侵襲、あるいは歯周病により発生した炎症物質が血管内皮細胞に傷害を与えるだけではなく、動脈硬化危険因子の糖尿病との密接な関連も証明されている。以上の視点より循環器疾患予防における歯周病治療の重要性について考察を行った。歯周病菌はバイオフィルムを形成するにあたりグリコカリックスを形成するが血管内皮細胞もグリコカリックスで覆われている。グリコカリックスとは多糖類と蛋白質の合成されたものの総称である。両者の構造は異なるが奇しくも同じ名称が付けられた。歯周病を含む冠動脈疾患危険因子の自己管理は非常に重要であることから(歯周病菌の)グリコカリックスを壊し(血管内皮細胞の)グリコカリックスを守る事が重要であることが理解できました。

 講演会終了後、髙橋博之会長から謝辞があり、引き続き堀 祥二専務の司会のもと髙橋正彦先生を囲んで懇親会が開催されました。