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増田純一先生(大15)の出版記念講演会開催される

増田純一先生「健口歯科」出版記念講演会

 

 平成27年4月2日(木)に、佐賀市アバンセホールにて、増田純一先生(大15)の「健口歯科 Health Dentisitry」出版記念講演会が開催されました。他県からの参加もあり総勢200名を超えました。先ず最初に、団塊の世代が後期高齢者(75歳)になる2025年問題が迫り来る中で、健康寿命を延ばすためには、口腔機能(食機能)の維持・向上というものが非常に大きく貢献するものであります。今後、歯科はもっともっとこの分野に介入しその役割を果たす必要があります。よって、そのためには更なる知識および技術の向上が我々歯科医に求められるところであり、おいしく食べる機能を最後まで維持させることは、歯科医の役目であり、歯科医にしか出来ないと自覚する必要性を強く述べられました。そして、その健全な口腔機能はすでに出生後おっぱいを飲む時点から始まり、その時期から歯科は関わり支援していかなければならないとのことです。

 簡単ですが、増田先生の講演内容の一部を少し紹介いたします。我々ヒトの口腔機能は4期(ステージ)で発達します。①無歯期(0歳〜1歳前後):口唇を閉じて、食べ物をとらえる②前歯期(1歳〜1歳半頃):前歯で噛み切り「一口の量」を習得③奥歯期(1歳半〜2歳頃):第1乳臼歯が4本萌出、噛む力・咀嚼リズムを習得④完成期(3歳以降):乳歯列期完成で6歳まで齲蝕ゼロを目指す。それぞれのステージにおける機能により口腔の解剖学的な形態が形成されていきます。また、そこには食べ方、姿勢、生活習慣、習癖等が大きく関わっていきます。当然、むし歯予防は最も重要で有り、「30・60・1200」を目指すことが大きな目標となります。「30(サンゼロ):3歳までにいい噛み方をしっかり身につけ、むし歯ゼロに」「60(ロクゼロ):6歳臼歯はむし歯ゼロに」「1200(イチニゼロゼロ):12歳でむし歯ゼロに」です。とにかく健口育成は生後よりすでに始まります。このことは、児童が将来の高齢者となった時に元気な高齢者でいられることに大きく貢献します。この4つのステージ毎に、たくさんの写真やイラストにてわかりやすく解説いただきました。増田先生は、現在武雄小学校の歯科校医をされていて、1年生から6年生の全生徒(入学時から卒業までの6年間)の口腔内写真を撮影し、卒業時に一人一人に、その子の6年間の口腔の発育経過がわかるようにプリントアウトして渡されています。これを15年経過した現在でも続けておられます。子供たちにとっては卒業証書同様に大変貴重なものになると思います。こいったバックグランドがあり、大変説得力のある講演でした。

 今回、増田先生が講演の中で述べられたように、口腔機能は児童から高齢者に至るまで生涯健康に大きく影響を及ぼすため、「健口歯科」というものいが非常に大切であり、われわれ歯科医師が積極的に早急に取り組むべきと思います。増田先生は、大15期であり、私(大39)の24年上の大先輩であります。現在でも、大先輩の増田先生がこれだけ情熱を持って歯科医療(臨床および研究)に取り組んでおられる姿を見せていただき、何かパワー受け激励された様な、日頃の臨床をやっていく上でのモチベーションが上がった感じを受けました。この講演会に参加された先生方も皆同じように感じておられるのではないでしょうか。本当に佐賀県同窓会が誇れる先輩の一人だと思います。

 最後になりましたが、増田先生著書の「健口歯科 Health Dentisitry〜0歳から”噛む”で健康長寿」は、多くの写真やイラストが非常に綺麗で見やすく、大変濃い内容ですがポイントポイントでわかりやすくまとめられています。また、DVD付きで、こちらは動画で実際の子どもたちの4つのステージ毎の解説やその指導等、更に高齢者の口腔機能や「お口の健康体操」等の動画が収められています。患者さんやお母さんへの指導に、そのまま見せて使えるようになっています。同窓の先生方、是非1冊購入していただければと思います。必ず今後の臨床に役立つ1冊になると思います。

 

                      モニター:原 哲三(大39)

増田純一先生(大15)
200名以上の受講者
増田純一先生著書「健口歯科」
付属DVD
花束贈呈

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