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福岡支部学術講演会開催される

「ホルマリンは別れの香り」

 

1月30日(金)福岡市歯科医師会において福岡支部学術講演会が行われたのでご報告します。

 

とうとうこの日が来てしまった。

今にして思えばずいぶんと前から決まっていたことなのかもしれない。

しかし認めたくなかった。

そんな切ない別れ話を切り出したのは、妻でも恋人でもないエンドの専門家なのだった・・・

 

「ホルマリン臭がするんです。」

本日の講演『難治症例の原因を見極めためのチェックポイント 歯内治療を続けても治癒しない痛みの取れない歯の原因と対処法』において諸冨孝彦先生はそうのたまわれた。

難治症例で送られてきた患者さんのストッピングをはずすと強いホルマリンのニオイがするそうだ。

会場を埋め尽くす参加者は皆痛いところをつかれたような表情だ(見ていないけど)。

ワタシも同様である。

先生の言葉は更なる追い討ちをかける。

「治療前は痛くないんです。」

「うっ・・」

「冷たいものがしみるくらいで。」

「ぐっ・・」

「便宜抜髄なんかに多いですね。」

「あぁ・・」

見ていたのですか、ワタシの治療を・・・

一言一言がグサグサと胸に刺さっててもう立っていることもできない。

実は最初から座っているのだが、そんなことはどおでもいい。

つまりはうまく抑えられない症状をFCやペリオドンを使い力ずくで何とかしようとして墓穴を掘っているというわけだ。

「殴って黙らせようとするなんて卑劣よ!」と言われているような気がした。

FCの毒性については以前から指摘されていたことであり、大学でも使用されなくなってきたことは知っていた。

歯内治療が廃FCの方へ向かっているのは明白であるが、依存症とも言えるほど長年使い続けてきた薬をやめるなんてワタシにできるのだろうか?

まるで麻薬中毒のようなセリフだが、まさにそれが問題の核心なのだ。

しかし受け入れていかねばならないのだろう。

DVまがいの治療をしてきたツケが回ってきたということか。

突然訪れたFCとの別れの予感に戸惑いつつも、「今ではよいお友達です。」とか「月に一度は会って食事したりしています。」などと言えるようになりたいと思うのであった。

 

 

                            大37 大田高史


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