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平成26年12月20日千葉県同窓会忘年会開催される

九州歯科大学 千葉県同窓会 平成26年度忘年会

 

 平成26年12月20日、土曜日。今年も千葉市のスカイウインドーズ東天紅にて千葉県同窓会忘年会が開催されました。今回の学術講演は、九州歯科大学顎口腔欠損再構築学分野准教授の有田正博先生(大34期)をお招きし、「ノンメタルクラスプデンチャーはどうですか?」というテーマで講演をしていただきました。以下、事前抄録を掲載させいていただきます。

 ノンメタルクラスプデンチャーは審美的な補綴装置として急速に一般臨床に拡大し,その種類も増加しています.ノンメタルクラスプデンチャーの材料としては,ポリアミド系樹脂(バルプラスト,ルシトーン,アルティメット),ポリエステル系樹脂(エステショット,エステショットブライト),ポリカーボネート系樹脂(レーニング樹脂)などがあります.「ノンメタルクラスプデンチャーは本当に大丈夫ですか?問題はないのですか?」と気になるところですが,材料の特性,義歯の名称,構造設計,製作方法,技工士のスキルが異なり,ノンメタルクラスプデンチャーの評価は一致しません.

私は,2009年からノンメタルクラスプデンチャーを試してみました.当初はポリアミド系樹脂のルシトーンFRSを使用していましたが,現在はポリアミド系樹脂であるアルティメットのみを使用しています.ポリアミド系樹脂のバルプラストは劣化の問題があり,ポリエステル系樹脂やポリカーボネート系樹脂は,破損の危険性が高いということで使用したことがありません.設計は技工所にまかせています.最初の数症例がうまくいったため,現在までとても好印象を持っています.しかし,日本補綴歯科学会は,そのホームページで『いわゆるノンクラスプデンチャー(正式にはノンメタルクラスプデンチャー)については外観の回復についての有効性という光の部分と,適応をあやまった場合に生ずる顎堤の異常吸収,支台歯の移動という重大な障害を惹起するという影の部分があり,その適応については今後のさらなる科学的な検証が必要である』として安易な使用に対して警告を発しており,学会としてのポジションペーパーにおいてもやはり否定的な立場を示しました.

インプラントは予知性が高い治療であると表現されますが,医療に予知性はあるのでしょうか?私が卒業した頃,コーヌステレスコープ義歯が全盛でした.今はどうなったのでしょうか?アタッチメント義歯はどうでしょう.ノンメタルクラスプデンチャーはどうなるのでしょうか?専門の技工所と連携してノンメタルクラスプデンチャーの臨床応用を行い,技工所の提案する新しい方法も試してみました.また,数か月間の適応症例を調査して,適応症例の欠損様式や設計について分析しました.本日は,ノンメタルクラスプデンチャーの応用症例や症例分析から学んだこと,ノンメタルクラスプデンチャーを通して考える補綴装置のあり方についての私見をお話し,皆様と年末の議論ができればと思います。

 有田先生の臨床では、部分床義歯のほとんどのケースがメタルクラスプデンチャーであり、ノンメタルクラスプデンチャーのケースは割合としては少ないそうです。しかし、患者の要望に対応するためのオプションの一つとして、臨床応用されていることや、材料の特性、設計、調査、臨床実感等を詳細に、かつ丁寧にお話をしていただき、大変勉強になりました。有田先生の優しいお人柄を感じることのできる講演でした。10数年前に登院実習でご指導いただいた時のことを懐かしく思い出しました。

 その後、数分の時間をいただき、九州歯科大学総合メール連絡網「九歯マガジン」への登録のお願いを、より多くの先生方にご登録をいただき、活用していただきたいという思いでプレゼンをさせていだきました。懇親会は、松延彰友本部同窓会会長、大森靖関東地区連合会会長、薬師寺淳一関東地区連合会副会長、小原眞和関東地区連合会専務、その他多数の来賓をお招きし、賑やかに行われました。松延先生が渡辺先生に法被をプレゼントされるシーンが印象的でした。各テーブルでは様々な話に花が咲き、笑い声が絶えず、親睦をさらに深めることができるあっという間の楽しいひと時でした。最後は有田先生の指揮のもと出席者全員での校歌斉唱で締めくくられ、今回も同窓の絆をさらに深めることのできた忘年会でした。        

 

大53期 加藤友輔


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