九州歯科大学 同窓会

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平成26年度ポストグラデュエ-トセミナー(澤田則宏先生)

テーマ 誰でもできる専門医と同じ歯内療法

 

 12月7日(日)に平成26年度九州歯科大学同窓会主催のポストグラディエ-トセミナーが九州歯科大学にて行われました。 今回は、東京都にて御開業の澤田則宏先生をお招きして、「誰でもできる専門医と同じ歯内療法」という演題で御講演をしていただきました。5Fの会場は受講生で満席になりました。

講演内容ですが、治療前の診査・診断の重要性をまず教えていただきました。様々な診査を行うのですが、その中でも角度を変えて撮影した2枚のレントゲン写真(正放線投影と偏心投影)の読影が大切で、しっかりと時間をかけるように言われました。CBCT の撮影は、本当に必要性がある時のみ撮影しているそうです。マイクロを用いて診療を行うと、目視では見えなかったものがはっきりと見えてくると何度も講演中に述べられました。根管治療において一番大事なことは、感染源の除去だとおっしゃっていました。術式としては、コロナルフレアーまでの段階で髄腔内の軟象をしっかり除去し、ゲーツグリテンの腹部を使って根管口付近をしっかりかきあげながら拡大すること、その後、6%のヒポクロを浸した根管内に小さな番手のステンレスファイルを挿入し、最初の道筋を作ってからニッケルチタンファイルを用いて拡大していくようにと説明してくださいました。拡大時には、決して急いで大きな番手のファイルに変えない事がコツのようです。使用するファイルの特徴(柔軟性)を今一度しっかり理解してほしいとも言われていました。これらの処置は、もちろんラバーダムをかけた無菌的な環境下での話です。

根管充填法に関しては、現在、澤田先生が行っている方法や、使用シーラーの変遷などを教えていただきました。論文的には側方加圧と垂直加圧にそんなに差がないという報告もご教示いただきました。基本的には受講生の先生方が慣れている方法が一番良い方法だそうです。(内部吸収などを起こしている時を除いては)あかない根管に対する考え方や穿孔した時の対応についてもご指導いただきました。穿孔部封鎖は、迅速に、無菌的に、緊密に、MTAセメントやカルシウムサルフェートを使用するよう学びました。

最後に、根未完成歯への対応や、意図的再植などの外科処置の適応症と手技についてもお話しされました。今回の御講演で、エビデンスに基づく歯内療法の考え方と手技をたくさん聞く事が出来ました。澤田先生、長時間における講義、本当にありがとうございました。    

(力丸哲哉)


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